ながらみブログ

映画「青天の霹靂」レビュー 予想を上回る感動作(ネタバレあり)

 

映画は数多く見てきましたが

情報なしで観るとき、最後まで観たくなるかどうか決めるポイントは

人それぞれだと思いますが

僕のポイントは、出だしの5分ほど。

本作品は出だしで心を掴まれました。

「いつからかな 自分を『特別』だと思わなくなったのは」-轟晴夫(大泉洋)-

というセリフで始まる。

そして、ネガティブな発言をしながら手元はカードマジックを披露している。

そういえばマジックで始まる映画で、心を掴まれたもう一つのおすすめ作品が

「グランドイリュージョン」

引用元:Amazon

手品のレベルと期待値は↑この作品の方が上になると思います。

当然おすすめなので、ぜひ。

前置きが長くなってしまうので、この辺にしておきましょう。

 

引用元:Amazon

スタッフ・キャスト

監督:劇団ひとり
原作:劇団ひとり
演者:轟晴夫(大泉洋
   花村悦子(柴咲コウ
   轟正太郎(劇団ひとり
   幼少期の信吉(須田琉雅)
   医師:笹野高史
   雷門支配人:風間杜夫

 

あらすじ

予告映像

 

ひょっとしたら自分は特別ではないのかも…

自分は特別な存在だと思っていた晴夫(大泉洋)。

四畳半のアパートでレトルトカレーを頬張りながら、TVで人気急上昇の後輩マジシャンを眺める日々。

目を背け続けてきた現実に、“普通の日常”を手に入れることすら難しい、と気付き始めていた。

なんで俺なんか、生きてんだよ。

生まれて間もなく母に捨てられ、今では父とも絶縁状態。

何をやっても上手くいかずに人生を諦めかけていた彼のもとに突然もたらされる父の訃報。

自分の惨めさが溢れだし生きることの難しさを痛感する晴夫。

そこに青空から一筋の雷が放たれる!

お前ら二人でコンビを組めっつってんじゃねぇか。

晴夫は40年前の浅草にタイムスリップ。

そこで、若き日の父(劇団ひとり)と母(柴咲コウ)に出会う。

そして、ひょんなことから父とコンビを組み、一躍人気マジシャンになっていく。

生まれて初めて味わう満たされた日々。

すべてが順調に思えた矢先、明らかになる母の妊娠。

10ヶ月後、生まれてくるのは…俺だ。

ある決断を迫られることになる父。

明らかになっていく家族の愛と想い。

そして、晴夫自身の出征の秘密。果たして彼と家族を待ち受ける思いもよらぬ真実と結末とは

引用元:公式サイト

感想・レビュー(少しネタバレ)

 

タイムスリップする映画ですが、登場人物が少なめで分かりやすく

ストーリーは想像以上に出来が良く、素直に感動できる良作でした。

主演の“らしさ”が光る作品と言えるでしょう。

大泉洋の“らしさ”

実際の性格とは違い、喋りが苦手という役柄ですが

ペペとチンとして舞台に立つと、カタコトに喋っているが

完全に大泉洋さんとして観てしまうほど、トークもおもしろそうに見える。

表情においては、さすがですね。

感情がセリフなしでも伝わる。

劇団ひとりの“らしさ”

なんといっても悦子(柴咲コウ)のビンタをくらうシーン!

もはや趣味じゃないのかと思えるw

舞台ではこちらも、カタコトになった劇団ひとりとして観てしまう。

首絞められてる表情とか、バラエティー番組で見たことあるやつw

ペペとチンのネタ、ちゃんと見てみたい!面白そう。

気になるのは終盤、現代に戻ってきた轟晴夫と父親の再開の時

父親(チン)はぺぺだと気づいたのでしょうか?

「誰かに似てきたな」と言います。

これは、自分なのか

過去にコンビを組んでいたぺぺのことなのか。

まぁいずれにせよ、以前の二人の関係とは異なり

良い親子関係になったのは間違いないでしょう。

タイムスリップというSF設定もあるが、人間ドラマ主体の

笑いも感動もある、欲張り作品。

なのに分かりやすいストーリー。

かなりの良作ですね。

ながら見おすすめ度

100点中 / 85点

分かりやすいストーリー構成で、ネタ、表情がおもしろい。

まだ見たことない方はぜひ!

最後まで読んでいただきありがとうございます。